僕は宇宙を創りにゆく
光を放て
ひとに紛れて、黒に紛れて、踏み潰されぬよう
僕はたったひとりだ
ま わ る せ か い
頭の中で世界は広がって、膨らんで、空へ飛んでいく
冷え切った右腕を何度も左手で暖める
懐の熱はまだ冷ましてはいけない
欠点を嫌悪している暇はない
掘り起こしては歓喜の声を上げ
やがて醒めて再び掘る
繰り返しに疲れるだろう?
きっといつか終わりがくる
ここにはもう居たくない
天上には無限があると聞いた
背中に空っぽのリュックを背負って
僕は行くよ
いつか、宇宙に溶ける
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