無気力


いつかを夢見ることに疲れる
まだ知らないことに期待するのも

なくしたものは全部置き去りにしたい
消したい

優しく触れて欲しいだけでしょう
死ぬまでの生きる保障が
不毛な努力が
真っ直ぐな欲望などと言いながら
綺麗なふりをして気取って
今日もこの部屋の片隅で誰かを待ってる

(知っているでしょう)

がらくたの山を漁っている方がどんなにいいか
泥だらけの方がどんなに美しいか

どこまでも惨めな
理想に届こうとしない体を
罵って
消して
全部なくして
終われるなら


幸せを望まないこの気持ちすら尊いものだと?



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