落下してゆく
希望と絶望の崖に立った誰かがふたりして嘲笑っている
僕はその間 透明色の穴に吸い込まれるように落ちてゆく
このまま完全に崩れ落ちればいいのに
どうしていつも希望のふちを掴んでしまうの
利き腕一本で繋がれたそれはなんだろう(それはもう無意味?)
何度登っても落ちることは分かってる(知ってる)
いつかの決意はとうに薄れた
哀れに思うならさあこの手をその足で蹴り飛ばして
僕は落ちるから
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